令和3年度・運営方針

 幼児期の教育は生涯にわたる人格形成の基礎を培うために大変重要なものとして位置づけられており、教育基本法では、「子の教育の第一義的責任は保護者にある」とし、また、学校教育法では、「幼稚園は義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとして、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とする」としています。

昨今の子どもを取り巻く社会環境は、少子化、核家族化、共働き世帯の増加等により急激な変化をし続け、加えて経済性や効率性を重視する社会的風潮が幼児期の子どもの生活に少なからず影響を及ぼしております。

私どもは、新しい時代を担う子どもたちが心身ともに健やかに、そして逞しく成長するために、家庭においても社会においても子どもたちにとって最善の教育環境が実現されることを願うものであります。

昨年度は新型コロナ感染症の影響で本連合会の活動は休止を余儀なくされました。感染症の収束は未だに不透明ですが、日々成長する子どもたちのために歩みを止めるわけには参りません。

本連合会は、一般社団法人青森県私立幼稚園連合会と連携を図りながら、家庭における教育力の向上を目指すとともに、幼稚園においては全ての子どもたちが社会に開かれた質の高い幼児教育を受けられるよう活動して参ります。

暫くは新型コロナ感染症による制約のある生活が続くことが予想されますが、コロナ禍の中での新しいPTA活動の活路を見出すために、知恵を出し合い議論を重ねて次年度へと繋げて参ります。